カンボジア代表として、リオオリンピックに出場した猫ひろし。ロンドンオリンピック時の騒動から4年、ついに念願が叶っての出場です。
そんな猫ひろしから学べることを書いてみようと思います。
本気を笑うやつは、本気になったことがないだけ
「猫ひろしのマラソン最速メソッド」という本を読みました。2011年11月初版なので、ロンドンオリンピックに向けて頑張っています、という状況の中での上梓です。
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この本を読むと不規則な芸人生活の中、必死に練習の時間を捻出している様が書かれています。「どうせ売れない芸人だから、暇でたくさん練習できるんだろ?」とただただ批判する人達のうち、どれだけが猫ひろしより本気で頑張っていると言えるのか。
一度でも本気になったことがあれば、本気の人を馬鹿にしたり笑ったりはしないはずです。
言うは易し、行うは難し
猫ひろしのフルマラソン自己ベストは、2015年東京マラソンの2時間27分48秒。
これは、正直に言って物凄く早いわけではありません。
一般人から見れば雲の上の記録ですが、市民ランナーでも2時間30分を切る人はいますし、ある程度の陸上エリートなら大学生でも切れるレベルです。
つまりカンボジア国籍を取れば誰でもオリンピックに出られる可能性はあったわけです。
でも、誰もやらなかった。誰もやらないことをやるから、価値があるわけです。
何もやらないで雑音ばかり排出する輩にあれこれ言う資格はありません。
猫ひろしは2012年以降、拠点をカンボジアに移しマラソン生活を行っていました。その間カンボジアのマラソン大会に複数出場しましたが、すべて1位ですよ。
国のレースで1位になって代表に選ばれて何が悪いの?という感じです。
気になったこと
猫ひろしのトレーニングの中で、呼吸筋を鍛える、というメニューがありました。具体的には、パワーブリーズという器具を使ってトレーニングしているみたい
POWERbreathe (パワーブリーズ) プラス スポーツ (重負荷) レッド
筋肉を鍛えるという概念の中に、恥ずかしながら呼吸筋は入っていませんでした。鍛えられるものは全て鍛える。こういう発想を持った人が結果を出すのだな、と考えさせられました。