どうもpillolowです。
最近、ジャズギタリスト宇田先生の動画を目を皿にして観てます。
動画冒頭で、「こんにちは、ジャズギタリストの宇田です」と挨拶するのですが、動画を見ていない時も、空耳で聞こえるくらいです(病気)。
少し古い動画ですが、下のフレーズから気に入ったものをピックアップして、音使いを勉強するのがマイブーム。
2つ目の、巨匠ウェスモンゴメリーのフレーズが、
・アウト感のないシンプルな音使い
・なのに、分かりやすくカッコいい!
ということで、分析開始です。
動画上の楽譜を見ても分かる通り、「♯♭はなし」で、ダイアトニックスケール内の音で完結していることが分かりますね。
スケールで言えば、
Ⅱm7:ドリアンスケール
V7:ミクソリディアンスケール
です。
Ⅱm7では、ドリアンスケールの中から、マイナーセブンスの音 + 9thの音をチョイスしてます。特筆すべきなのは、
・フレーズが9thで始まり9thで終わる
・冒頭3音が5度のマイナートライアド(Gm7に対してDmのトライアド)
V7では、音使いはミクソリディアンの全ての音を使用。ポイントは、
・フレーズの頭と途中が、全音下のメジャートライアド₍C7に対してB♭のトライアド₎
いずれも、スケール内のトライアドをうまく使っている印象です。
ミクソリディアンの方は、V7の上で、Ⅳ/Vコードを想定している感じ。
分かりやすくキーCで言うと、F→G→Cという進行で、「F→F/G→C」になるのをたまに見るかと思います。
アッパーストラクチャーですね。
(ちなみに、V7でⅢ7のトライアドを弾くのも、カッコいいです)
やはり、3音(トライアド)がギターを制するのは間違っていない・・・!