サッカーってファールに対する歯止めが少なくて、選手が削られることが多いですよね。
有望な選手が怪我で引退に追い込まれたり、悲しい限りです。
累積2枚のイエローで次試合出場停止とか、知ったこっちゃないですからね。
今すぐ退場してくれよ、と。
そんなサッカー界が改革に乗り出したということで。急きょ脚光を浴びるハンドボール。
なぜなら、ハンドボールには悪質なファールに対して「2分間退場」というルールがあります。
退場に値する危険なファール、もしくはイエローカード₍警告₎2枚で、2分間退場となります。
この選手は2分後にコートに戻れます。
しかしイエローカード3枚でレッドカード、つまりファールを犯した選手は失格となり、2分後の人数補充は違うプレーヤーとなります。
昔は暴力行為等で発生する「追放」というルールがありましたが、2010年の中東の笛以降ルールからなくなりました。追放された選手は、コートから100m以上?離れるとか、そんな妙な内容だったような。
ちなみに、僕は相手が不良チームの時、追放をこの目で見たことがあります 笑。
僕を肘で殴ったため、追放となりました。
話を戻して、2分間退場です。
専門的にはシンビン制度と呼ぶみたい。
サッカーでも、10分間退場としてシンビン制度を採用する案があるみたいですね。
でもサッカーの10分というのは妥当な時間なのでしょうか。
ハンドボールにおける2分間退場は、はっきり言ってかなり絶妙な長さです。
この2分で3,4点立て続けに点が動くこともありますが、1点も入らない場合もあります。
ここでは、ハンドボールと比較する形で、サッカーの10分間退場を考えてみましょう。
サッカーの試合時間は前後半90分なので、その割合は約10%。
ハンドボールは前後半60分のうち、2分間退場ですから、その割合は約3%。
サッカーの方が圧倒的に不利のように感じますね。
でも、考えてみて下さい。
ハンドボールはフィールドプレイヤー6人でサッカーが10人です。
1人欠けるインパクトに差があります。
なので、以下のように、のべプレイ時間で比較してみましょう。
※フィールドプレーヤー限定です。
ハンドボール:6人×60分=360分
サッカー :10人×90分=900分
このうち退場時間が占める割合は、
ハンドボール:2÷360=0.0056
サッカー :10÷900=0.0111
サッカーの方が2倍ほど高い値となります。
コートの広さも関係してくるでしょうが、それでも10分は長すぎる気がします。
いいところ5分でいいのでは?
そんな元ハンドボーラの意見でした。
【送球ボーイズ】