どうもpillolowです。
昔からいる人だと押尾コータローさん、最近だとMIYABIやオーイシマサヨシ兄さんなどが取り入れている、パーカッシブにアコギを弾きこなす奏法。
その名もスラム奏法。
めちゃめちゃカッコいいですよね〜。
アコギの良さを最大限活かせる奏法と言っても過言ではないかも。
かくいう僕も押尾コータローさんが流行った時に一時期取り組んでみましたが、結果は見事に撃沈。
「二度とやるか、バーカ」と思っていました 笑
その後、ふとしたきっかけでパンデイロというパーカッションを叩くようになり数年経過。そして何となくスラム奏法に再挑戦。
あれ、出来る…?
なんということでしょうか。
パンデイロを練習することで、自然とギターのスラム奏法の基礎が身についていたのです。パンデイロとは、ブラジル風タンバリンのこと。
そこで、ギターのスラム奏法がうまくいかないなぁ、という人は気分転換も兼ねてパンデイロを買って叩いてみようよ(あわやくば、パンデイロにもハマってみようよ)、というご提案です。
と思われるかもしれません。
しかし、パンデイロとスラム奏法の親和性が高い理由が2つあります。
1.叩く手の動きが似ている
2.楽器に当たる手のパーツが同じ
まずは、パンデイロの演奏を観てみてください。見た目でただのタンバリンと侮るなかれ。痛い目にあうこと必至。
どうでしょうか。
ドラムセットなみの表現力です。
基本的な叩き方は、手の指先(トゥ)とかかと(ヒール)を交互にリムに当てハイハット音を刻みながら、親指のスラップや平手打ちにより、バスドラムやスネアドラムの音を出します。
普通のパーカッションは、腕全体を使って叩くことが多いのですが、パンデイロは手首から先の最小限の動きで叩きます。
また、他のパーカッションでは、かかと(ヒール)で叩くことは稀かと思いますが、パンデイロでは必須動作。
どこからどう見ても、ギターのスラム奏法に酷似しています。
指先で弦を弾く動作を組み合わせれば、自然とスラム奏法となりますよね。
唯一の難点はスラム奏法に負けず劣らず、パンデイロも叩くのが難しいということです。しかし、パンデイロがある程度叩けるようになった暁には、スラム奏法の基礎はほぼ身についているはず。
全ての人に当てはまるかどうかは別ですが、スラム奏法を「なんちゃって」ではなく本当に身につけるためには、リズムやグルーブ、パーカッションへの理解が必要かと思います。
そのためにもパンデイロ、いかがでしょうか?
購入方法や練習方法について、最後に書いておきます。
<購入箇所>
最近では、大手楽器店(イシバシ楽器など)で店頭に置いてあります。
色々種類がありますが、ブラジル最大手のコンテンポラネアを選んでおけば問題無いと思います。
東京に住んでいて、色々な種類から選びたい人は、以下の専門店に行ってください。
そうでない方は通販が無難です。所詮ブラジルの楽器(作りがそもそも雑)なので、個体差なんて考えてもしょうがないです。
シンプルにこれでいいと思います。
![]() CONTEMPORANEA 《コンテンポラネア》CO-PDMV105C [山羊皮パンデイロ/10"]
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ちなみにPearlの安いパンデイロもありますが、僕はこれを初めに買って、重すぎて後悔しました。手が大きい、力持ち、タンバリン如きに金出せるか!って人は買ってみても良いかもです。
![]() Pearl/Pandeiro PBP-510 パンデイロ【パール】
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<練習方法>
また、叩き方に関してはYOUTUBEでも動画が沢山ありますが、大体ポルトガル人語で喋っていて「???」だと思います。
日本の第一人者、長岡敬二郎さんのDVDがおススメです。
スラム奏法の話をしていたら、いつの間にかパンデイロの宣伝になっていました。
パンデイロも楽しいですよ!スラム奏法に興味を持っている人なら、なおさら。
本記事が皆さまの少しでも為になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。