色づく世界の明日から OP曲『17才』by ハルカトミユキ
※ 動画や解説は下の方にあります。
※ 原曲キーで演奏したい場合、カポ1です
(イントロ)
| C | C/E | Fadd9 | G |
| Am7 | Am/G | Fadd9 | G |
(Aメロ)
例えば今日までの僕が壊された夜~
| C | C | Fadd9 | Fadd9 |
| G | G#dim | Am7 | Am7/G |
| Fadd9 | Fadd9 | Em7 | Am7 |
| Dm7 | G | C | C |
(Bメロ)
眩しくて眩しすぎて~
| Fm7 | C/E | G | Am7 |
| Fm7 |Em7 Am7| Dm7 | G |
| D |
(サビ)
新しい季節と誰かのサイン~
| G | Cadd9 | D | G D/F# |
| Em | Cadd9 | D | G D/F# |
| Em | Cadd9 | D | G D/F# |
| Em | Cadd9 | D | D |
(アウトロ)※ テレビサイズにはないですが、間奏借用
| G | G/B | Cadd9 | D |
| Em7 | Em7/D | Cadd9 | D |
| G |
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どうもpillolowです。
「色づく世界の明日から」はP.A.WORKS制作で、色彩豊かな映像が素晴らしいアニメ。魔法(と魔法使い)が当たり前に存在する世界で、長崎が舞台となっています。
色彩豊かな、と言いましたが、このアニメは「色」が重要なモチーフとなっています。
主人公の瞳ちゃんは色のないモノクロの世界で生きていて、大きな展開としては、『彼女が色を取り戻す物語』といったところでしょうか。
唯飛くん(瞳ちゃんが多分恋する相手)が描く絵を見た時、一瞬色を取り戻す描写があるのですが、その映像が美しいです。はぁ・・・。
さてOP曲の「17才」ですが、ハルカトミユキというユニットが歌っているのですね、初めて知りました。
ClariSみたいなアイドル然としたのを想像してましたが、結構硬派な感じ…大変失礼しました。
で、肝心の曲は「素晴らしい」の一言
何が素晴らしいって、アニメの内容と合ってるんですよ。
「色を取り戻す」物語を、転調とアレンジで本当に上手く表現しているな、と。
この曲は、
・key=C♯でイントロ~Bメロまで
・Bメロの最後で、オクターブ奏法のフレーズで転調(コード的にはD#)
・サビはkey=G#
・間奏はイントロと同じコーラスをkey=G#で展開
という展開をします。この感動を伝えたいがために、テレビサイズにはない間奏部分を敢えてアウトロに持ってきました。
Aメロは、メロディと歌詞が相まってまさに「色を失った」状態の世界です。
それがBメロ頭のⅣm7をフックに「色の気配」を感じさせ始め、トドメに転調部分のオクターブ奏法のフレーズ。これが上手い。
ふっと、「色づく世界」が目の前に広がる感じ。
展開的には結構強引な転調ですが、key的に転調前・転調後で共通するコードが多いので、そこまでの違和感は感じません。
転調後はかなりオーソドックスなコード進行なのに、凄く視界が開けて、感動的に聞こえるのは、そこまでの展開が秀逸だからですね。
で、間奏ですよ。これもずるい。
イントロと同じコーラスをkeyを変えてやるんですよ。
その流れでフルサイズは2番のAメロに転調して戻るのだれど、それがまたよいのです。
一回色が見えたのに、またモノクロの世界に戻る感じ。まさにアニメ通り。
以上、無駄に熱く語ってしまいました。
下の動画は、アレンジや演奏の参考にしてみて下さい↓↓
(カポ7なので、原曲から全音3つ分上げてます)
あ、最後に一応コードの押さえ方で1点だけ注意。
・イントロ・Aメロは、ディミニッシュ以外は、基本的に1弦3フレットを鳴らし続けること(ペダルポイント)
普通に押さえてもよいですけど、原曲を聴く限りは上記の押弦だと思います。
最後に…
「歌詞がアニメの内容とマッチしているよね!」
はよく見ますが、
「曲展開がアニメの内容を完璧に表現してるわ…」
は、初めてです。
奪われた僕の初めて。責任取ってよね。