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【2019年度 俺的コード進行ベスト3】マンネリ化しちゃう人へ贈るヒント

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はじめに

 

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どうもpillolowです。

 

去年はあまりブログを書いていませんでした。

で、その間何をやっていたかというと。

 

ひたすら曲を書く日々でした。

 

今までも細々と作詞作曲していましたが、どうにも納得いく曲が作れず。昨年に入ってからは、急に作れるようになった感じです。

 

その理由の一つは、アニソンをひたすら耳コピして弾き語りしたから

 

多分普通のJ-POPだったら、こうは行かなかったと思います。

アニソンは実験的な進行・展開の宝庫ですからね!

 

ということで、昨年作った曲を振り返る意味も込めて、

「このコード進行は、なかなかだな(自画自賛)」

という部分のベスト3をご紹介したいと思います。

 

作曲やコード進行がマンネリ化している方に向けて、自分なりの考え方やエッセンスを伝えているつもりです。

 

是非参考にしてください!

 

※ ディグリーネーム表記にしてもよいのですが、分かりやすくKey=Cに変換して全て記載しています。

 

第3位

 

| FM7 Gaug(9)|Em7-5 Am7|Dm7(11) G7(9) |     C     |

| CM7/E |

 

曲の最後で進行をエモくするために、使用しました。

元の進行は【F→G→Em7→Am→D→G→C】です。

 

aug(9)と言うのは僕が勝手に言っているだけ(笑)

音の並びが違うだけで所謂イキスギコード(Blackadder Chord)です。分数augとも呼ばれますね。

 

このヘンテコなコードを使う理由は内声の変化にあって、【ミ→レ♯→レ】とクリシェするのがポイントです。

Am7をA7にすると、更にド♯とクリシェしてエモなのですが、メロとの兼ね合いからマイナー7thとしました。

 

あと、最後の【CM7/E】もポイントで、エンディング等でオシャレに終わる場合に、使えるテクニックだと思います。

 

3度をベースに持ってくることで、≒Emな哀愁感が出るんです。

 

元々CM7とEmは「構成音にドがあるかないか」という兄弟みたいなもんで、進行上コードを入れ替えることも可能です。

 

単にメジャー7thだと哀愁が足りねぇ!って時に、良いかと思います。

 

 

 

 

第2位

 

| Am7 |FM7| G6 E7/G#|Am Gm

| FM7 |Em Am| Dm7 | Fm |

 

とあるサビで使いました。

 

Gmの使い方が結構キモだと思っていて、Am→G→Fと下降するラインをGmに差し替えるだけで、相当なエモさを発揮します。お勧めです。

 

何と言うか、Ⅴmの使いかたね。

スパイス的にかなり使えるコードなんですよね。

 

コード進行を考える(アレンジする)時のコツって、

 

・テンションをどう入れるか

・ダイアトニック外のコードをどう使うか

 

この2点しか極論なくて。

 

それで、ダイアトニック外のコードの中でも序列があります。

マイナーコードだと圧倒的に【Fm】が市場を席捲しています。僕も大好きです。

 

Gmは序列低め(色んな曲聞く感じでは)なんですが、ほんと隠し味的にはかな〜り使える。

 

皆さんも研究しましょう!

 

第1位

 

| FM7 |F#m7-5| Dm7/G | G# |  C#  |

で半音上(key=C#)への転調

 

実は2位と同じ曲で、以下のコード進行をベースに転調へと誘っています(メロはまったく一緒です)。

 

| FM7 |Em Am| Dm7 | Fm |

 

ベースがクリシェして半音ずつ上がっていくのがポイントですね。

 

後はペダルポイントで【ド】がずっと鳴っています

ずっと鳴ってる【ド】から【ド♯】に変わることで、転調を印象づけてるつもり。

 

元々のコードだった【Fm】と【G#】は平行調の関係にあるのも肝。

構成音が近いので、奇抜な印象を与えることなく転調できています。

 

・何の音を変えないで

・何の音を変えるか

 

音楽ってほんとこれだけ(リズムは除く)

これが難しいんだけど。

 

この進行は両方考えて転調まで結び付けたということで、自画自賛、手放しで第一位の称号を与えたい!

 

 

 

終わりに

 

昨年作曲した中での【コード進行】ベスト3をお届けしました。

 

僕はコード進行だけから作曲することはあまりなくて「モチーフのメロを最大限に生かすハーモニーや進行は何か」で考えています。

 

結果メロが変わることはもちろんあります。

 

この発想だと、同じメロだけど1番と2番で微妙に進行を変える、ということが出来ますしね。

 

コード進行は背景

背景の色を変えれば、描いてあるメロの印象も変わります。

 

もっと言うと、先に【言葉】があります。

言葉がメロディやコード感を伴って降りてくるときは、いい曲が出来ることが多いです。

 

核となる言葉とメロの組み合わせさえできれば、それを発展させて絵を描きます。

 

歌モノを作る身としては、そんな感じで【言葉】と【メロディ】と【コード進行】に向き合っている次第です。

 

今年は、皆さんに音楽を届けられたらと思います!乞うご期待!!

 

 

※ コード進行を勉強する方へ

 

本も良いですが、既存の曲から勉強するのが良いと思います。

というのも、コードの上にどういうメロが乗っているのかが重要なので。

 

と言いつつ、本を貼ります(笑)