ハンデは3で~諦めたらそこで人生終了ですよ~

ハンデが何だ。諦めたら終わりだ

コードやペンタ(スケール)よりも『トライアド(3音)』が大切な理由

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はじめに

 

どうもpillolowです。

 

表題の内容については、語りつくされた感もあるというか…

 

「そんなこた、知ってんねん」

 

という反応が来そうです。

 

しかしですね。

 

最近自分の中で、凄く納得のいく考え方が整理できました。

なので頭の整理も兼ねて、共有したいと思います。

 

ちなみに僕の音楽歴は、参考までにこんな感じです。

 

ギターを弾き始めて15年以上

・作曲を始めて10年以上

・ドラムをたたき始めて1年

 

そんなんでも、今更こんなことに気付くほど、音楽は深淵ということですね(^_^;)

 

ギターを始める人の基本的な流れ

 

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ギター弾きの基本的な流れは、以下のような感じだと思います。

※ 作曲への移行が早いソングライター系ではなく、ギタリストのイメージ。

 

1.コードの押さえ方を覚え、コード弾きが出来るようになる

2.ギターソロをいくつかコピーしてみる

3.ペンタトニックスケールという”魔法の”スケールを知る

4.ペンタが何となく弾けるようになる

5.作曲やアレンジ、アドリブに興味を持つ

 

そして、

 

「あれ、どうすりゃいいの?」

 

となるわけです。

 

上の流れを見てもらえれば分かるように、コードとスケールは入口で必ず通りますが、トライアド(3音)という概念は一切出てきません。

 

ここに大きな問題がある、と感じます。

 

トライアドは「音楽的に音階を構成する」最小限の単位だからです。

 

音楽的に音階を構成するとは

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西洋音階は12個の音で成立しています。

ピアノで言うと、7個の白鍵盤と5個の黒鍵盤、合わせて12音ですね。

 

これら1個1個の音単体では、あまり音楽的な音楽にはなりません

音を組み合わせることで、「音楽的」になります。

 

その最小単位がトライアド(3音)と言えます。

 

もちろん1音でも2音でも、ある程度は音楽的になります。

 

でも、3という数字は安定する最小の単位ですね。

音楽に限らず、自然界の摂理でそうなっているんだと思います。

 

音の数の関係性を、図化してイメージしてみる

 

さて、トライアドが最小単位と書きましたが、単音やコード、スケールとの関係性をイメージしやすいように図化してみます。

 

この記事で伝えたいことは、この図が全てです。

 

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音の数はおおよその目安です。

augとかdimとかは、とりあえず分からなくてOK。

 

とにかく覚えて欲しいのは、以下の3つです。

 

・トライアド(3音)の組み合わせは4パターンある

・それらが基となって、色んなコードが出来ている

・コードにいくつか音を加えるとスケールになる

 

つまりトライアドに音を足していった結果が、より高次な音楽的音階ってこと。

 

これらが「=(イコール)」になる場面もあるのが、味噌です。

 

例えば…

 

・Cコードの場合、ドミソのトライアド=コード

・Cメジャーペンタは「ドレミソラ」の5音だが、C6(9)というコードとも言える

 

さてここで、みんな大好きペンタトニックについて少し考察してみます。

 

なぜペンタトニックスケールが重宝されるのか

 

 

ペンタトニックスケールって何でしょうか?

 

ペンタとは5を表します。

すなわちペンタトニックスケールは5音のスケールのこと。

 

他のスケールは基本7音で、8音のスケールなんかもあります(コンディミスケールなど)。

 

単純に音の数が少ないので、分かりやすい!

 

というのが、ペンタが重宝される理由の一つですね。

 

もう一つの理由は、調性(その曲のキーが何か)をあまり気にせずに使えること

 

例えば、Gというコードが鳴っているときに一番単純に音を外さない方法は、ルートのGを弾くこと。その次に、Gのトライアドを弾くこと。

 

そして、Gメジャーペンタを使っても、音を外すことはほぼないです。

 

キーがGなのか。

はたまた、CなのかDなのか。

 

そんなことを気にする必要はないのが、超強力なメリット。

 

マイナーペンタトニックも同じです。

 

トライアド(3音)に絶対使える2音を足したもの

 

これがペンタトニックの正体です。

だからこそ、めちゃくちゃ重宝されるわけ。

 

スケールもトライアド+αでいい!

 

ペンタ以外のスケールは7音あります。多いですね。

 

全部覚えるのは大変。運指も含めるとカオス。

 

という時も、トライアド+αでいいんです。

このαに、そのスケールで重要な音だけ入れておけばOK!

ペンタでいうところの、外さない2音のように。

 

例えば、オルタードスケールっていうジャズメン御用達のスケールがあります。

 

構成音は…

 

R,♭9,#9,M3,#11,♭13(#5),m7

 

これも、

 

R♭9#9M3#11♭13(#5)m7

 

・ルート、メジャー3rd、増5度っていう「augのトライアド」に

♭9♯9というスケールの美味しい音を

 

これで十分成立するんですよ!

 

すごくないですか?!

トライアドさえ弾けるようになれば、2音足すだけでいいなんて!

 

気が楽にならないですか?

 

僕はなりました!(笑)

 

さいごに

 

トライアドを制するものが音楽を制する

 

ということを分かってもらったところで、

最後に勉強になる動画や書籍を紹介しようと思います。

 

こんな大事なことは、ギター始めた最初の頃から勉強すべき!

 

コードとスケールから入ってしまうことに、ギター練習の罠が潜んでいると感じます。

 

音楽理論

ジャズギタリスト宇田先生のYoutubeがお勧めです。

コロナで自粛中に一通り学んでしまいましょう!

 

www.youtube.com

 

【トライアド】

何度も紹介していますが、トモ藤田先生の本がよいです。

宇田先生の本もジャズギタリストを目指さない人でも良書と思います。

 

 

それでは、素敵な音楽ライフを。

pillolowでした!